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2013年 03月 30日
浜松では2月中旬より花粉が本格的に飛散する時期となっておりますが、まだまだ
花粉の飛散はスギからヒノキに変わりながら続きそうです。 当院でも花粉症の患者さんは、まだまだ増えているのが現状です。 今回は腰痛のお話にかえて、花粉症のお話をいたします。 1 2013年スギ・ヒノキ花粉飛散状況 2013年春のスギ・ヒノキ科花粉飛散総数は、2012年6~8月の気象条件と9月下旬の スギ雄花の花芽調査から、九州と四国の一部地域を除き2012年を上回り、全国的に 平年(過去10年平均)の120~150%と予測しています。また、過去10年平均の 飛散量は、10年前と比較して約2倍になっており、近年の花粉飛散量自体が増加 傾向です。 翌年の花粉飛散数に最も影響する6~8月の気象状況については、2012年の 梅雨明け7月中旬~下旬にかけての気温・日照時間は2011年と比較して全国的に ほぼ同じか高めでした。8月は気温が高く、日照時間も2011年と比べると長く なっています。また、9月末時点でのスギ雄花の着花は2011年より多いですが 花芽の生育がやや遅れています。 2 花粉症の増加の理由 ●理由その1:スギ花粉の増加 その原因としては、まず第一にスギ花粉の飛散量の増加といわれています。 1950年代にスギが、1960〜70年代にはヒノキが大量に植林されました。 しかし林業不振で伐採されず放置されるようになり、スギは樹齢30年前後から 花粉量が増加するため、1970年代に飛散量が急激に増え、ヒノキが追い討ちをかけ 患者さんの急増に結びついたと考えられます。さらに、地球温暖化の影響も受け、 春のスギ花粉飛散量が増えています。 ●理由その2:排気ガス・大気汚染 排気ガスなどで汚染された大気中の多くの微粒子が抗体を産生しやすくし、 花粉症の発症を促進します。また、舗装道路の増加に伴い一度地面に落ちた花粉が 再び舞い散ることも原因として考えられます。 ●理由その3:食環境の変化・不規則な生活リズム 高タンパクや高脂肪、高カロリーの食生活を続けていたり、不規則な生活リズムや ストレスの多い生活、ライフスタイルの多様化なども、アレルギーを起こしやすく しています。 睡眠不足やストレス、喫煙も関連があるとされています。 ●理由その4:住宅環境の変化 住宅やオフィスの近代化に伴い、密閉された室内環境により通気性の少ない ダニ・カビの温床をつくり、アレルギーを起こしやすくしています。 ●理由その5:抗生物質 抗生物質の使用頻度が増えたことも原因の1つといわれています。 3 花粉症の予防 ・ 花粉飛散量をチェックして、多い時は外出を控える ・ 外出する時はマスク(吸い込む花粉を1/3〜1/6に減らす)やめがねを着用する ・ 花粉が付着しにくい素材の衣類を選んで着る(表面がすべすべした綿か ポリエステルなどの化学繊維) ・ 花粉シーズンは洗濯物を外に干さない ・ 洗顔…花粉が人に付着しやすいのは表面にでている頭と顔なので、外出から 帰ってきたら洗顔する ・ 睡眠を良くとり、生活習慣を保つことは、正常な免疫機能を保つために重要 ・ 風邪をひかない、お酒を飲みすぎない、たばこを控える などです。 毎年ブログに載せております当院のさくらんぼの桜の花は、満開になる前に嵐で 散ってしまいましたので、お庭に今咲いているお花たちをアップします。 ------------------------------------ ひとりひとりの健康を見つめます 近藤外科消化器科医院 浜松市 内視鏡 近藤外科消化器科医院 〒430-0841 浜松市南区寺脇町664-2 TEL:053-441-3423
by kondogeka
| 2013-03-30 16:18
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