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2012年 07月 28日
熱中症のニュースが連日 続いております。
水分の十分な補給を中心に、予防対策に努めましょう。 今回は、職場における熱中症の話題をお話しいたします。 (1)職場の特殊性 職場ではスポーツや日常生活の場面とは異なる発症リスクがあります。 労働者は就業時間中は上司の指示で動いているので、勝手に暑熱環境からの 避難や作業の中断ができません。労働時間は1日8時間に及び、昼食休み 以外の休憩は午前や午後に各1回の職場が多く、フルマラソンと同様に 2時間連続で暑熱な環境におかれることもあります。暑さを我慢しつつ 仕事に熱中していると、いつのまにか体温が上昇し、正常な判断ができなく なり、突然の意識消失を招きます。さらに作業中は暑熱な環境に適した服装 ではなく、作業によっては火花を防ぐ火防衣や化学防護服を着用したり、 頭部を防塵マスクなどの呼吸用防護具や安全帽などの重たい装備で覆ったり して、汗の蒸発が妨げられて無効な発汗による脱水を来しやすいのです。 (2)職場の発症リスク 職場における熱中症は ①高温多湿な環境において ②透湿性や通気性の悪い服装で ③身体負荷の 高い力仕事を ④十分な休憩を取らせずに行わせる時に生じやすい と考えられます。 個人特性でも発症リスクは大きく異なります。 暑熱環境に順化していない者や一週間程度離れていた者は、発汗機能が 不十分なため体温が上昇しやすいといえます。 50歳代以降は、徐々に自律神経の反応が鈍化して発汗の開始が遅れ、 感覚神経や運動神経の反応が鈍化し、温熱感や口喝感を感じにくく、脱衣などの 避暑行動も取りにくくなります。 循環器疾患のリスクや動脈硬化が進行している者は、軽度の運動で心拍数が 上昇して循環機能への負荷が増大し、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こし やすくなります。 さらに、糖尿病、高血圧等が一般に熱中症の発症リスクを高めると思われ、 普段からの健康管理が重要です。 最後に、熱中症はたいしたことはないと思いながら急激に症状が進むことが あります。また本人は気づいていないこともあるので、周囲でお互い 気をつけるようにしていきましょう。 ![]() お庭のハイビスカスです。 ![]() 夏らしい鮮やかな 赤です!黄色もあります。またの機会に… ------------------------------------ ひとりひとりの健康を見つめます 近藤外科消化器科医院 浜松市 内視鏡 近藤外科消化器科医院 〒430-0841 浜松市南区寺脇町664-2 TEL:053-441-3423
by kondogeka
| 2012-07-28 14:46
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