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2012年 06月 30日
今年もいよいよ暑くなってまいりました。
熱中症には十分気をつけていきましょう。 熱中症を予防する基本としては ①適切な休憩時間を取ること。 ②水分・塩分の補給を適宜行うこと。 ③作業者の健康状態を把握すること。 があります。 室温は、作業者がいる場所の気温を測定します。現場作業者の休憩室は24〜26℃ に調節し、冷水機、冷蔵庫、長いす、タオルなどを用意します。扇風機の併用で 冷気の対流を促し、窓にはブラインド遮光フィルム、植栽などを使用します。 作業者にはスポットクーラーや大型ファンで送風します。 熱中症が発生した場合、まずその状態を素早く観察してください。重要なのは 意識の状態です。名前を呼んだり、肩をたたいたりして、返事ができるかどうかを 見ながら意識状態の程度を判断し、意識が悪ければ至急に救急車の手配等が必要 です。 可能であれば、その他のバイタルサイン(呼吸、脈拍、顔色、体温、手足の 温度など)のチェックをしましょう。 熱中症の手当ての基本は ①休息(rest):安静が必要です。さらに衣服を緩め、体を冷却しやすい状態と します。 ②冷却(ice):涼しい場所(クーラーのある場所、風通しの良い日陰など)で 休ませます。 症状に応じて、必要な冷却を行います。冷却の方法は、首、肘、そけい部 (股のつけね)に氷あるいは冷水を入れた氷嚢などを置いたり、また霧吹きなどで 水分を皮膚表面に吹き付けて、うちわなどで仰ぐことも行います。 ③水分補給(water):意識がはっきりしていれば、水分補給を行います。 意識障害があれば医療機関での輸液が必要となります。 水分補給の方法は、通常の脱水状況なら水分のみでいいでしょう。ただし 大量の脱水の際に水分のみを大量に補給すると、汗と一緒に失われた塩分の 補給ができないため、低ナトリウム血症になり、熱けいれん時の筋肉の けいれんをひきおこすことにもなるので、ナトリウムの補給を考えた スポーツドリンクの補給が重要です。 その後の回復を決定する重要なことは、いかに速やかに高体温を低下させ、 水分を補給できるかどうかです。 次回 熱中症の続きをお話しいたします。 ![]() ちょっと遅くなってしまいましたが、近藤外科の駐車場のつつじです。 ![]() 鮮やかな色でした。 ------------------------------------ ひとりひとりの健康を見つめます 近藤外科消化器科医院 浜松市 内視鏡 近藤外科消化器科医院 〒430-0841 浜松市南区寺脇町664-2 TEL:053-441-3423
by kondogeka
| 2012-06-30 20:51
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