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2012年 03月 15日
今回は、花粉症の検査や治療のお話をいたします。
3 花粉症の検査 [検査] 問診:年齢、性、職業、出身地、症状の程度、発症年齢、好発期、合併症、 アレルギー、既往歴、家族歴、治療歴、経過などの問診は重要です。特に出身地がアレ ルギー源の特定に重要なことがあります。 アレルギーに関係する血液中好酸球検査、血液中総IgE値を調べることもあります。 また原因抗原の検査として、MASTという血液検査(3mlの採血で33項目の測定、食餌・ 花粉・環境・その他のアレルゲンがわかります)も行います。 4 花粉症の治療 [薬物療法] ・基本… 第二世代抗ヒスタミン薬 + 鼻噴霧用ステロイド薬 鼻水やくしゃみに有効 全ての症状に有効 鼻づまり⇒ 抗ロイコトリエン薬、抗トロンボキサン薬を組み合わせます。 抗ヒスタミン薬は眠気の副作用があるといわれますが、眠気を抑えた薬もでてきて います。どうしてもでる場合は、就寝前に飲むとよいと思います。 これでも効果が不十分な場合はステロイド内服薬を処方することもあります。効果は最 も強力ですが、長期間飲み続けますと、全身の副作用の危険がありますので、ここぞと いう時の現在は頓服として処方しています。 鼻噴霧用ステロイドは鼻に部分的に作用しますので、副作用はなく小児にも使える 安全な薬です。眼の症状にも効果があります。 その他 治療のガイドラインにはありませんが、漢方も効果があると思われます。 上記の薬が飲めない人に単独処方や、上記に組み合わせて処方しています。 また予防的な飲み方も有効で花粉症飛散開始予測日より、1週間前から 鼻水やくしゃみ型… 第二世代抗ヒスタミン薬 鼻づまり型……… 抗ロイコトリエン薬 両方…………… 鼻噴霧用ステロイド薬 を開始します。 自分の症状のタイプを知ること、継続的に使用することが重要です。 5 花粉症の予防について ◉花粉飛散量を環境省花粉観測システム(はなこさん)などでチェックして、多い時は 外出を控えましょう。 ◉外出する時はマスク(吸い込む花粉を1/3〜1/6に減らす)やめがねを着用しましょう。 ◉花粉が付着しにくい素材の衣類を選んで着ましょう。(表面がすべすべした綿かポリエス テルなどの化学繊維がよいでしょう) ◉花粉シーズンは洗濯物を外に干さない方がベストです。 ◉洗顔…花粉が人に付着しやすいのは表面にでている頭と顔なので、外出から 帰ってきたら洗顔しましょう ◉睡眠を良くとり、生活習慣を保つことは、正常な免疫機能を保つために重要ですし、 風邪をひかない、お酒を飲みすぎない、たばこを控えることも重要です。 ![]() 今年もようやく近藤外科の駐車場のさくらんぼの花が咲きました! ![]() ![]() 久しぶりに、いい天気になりました! ![]() ------------------------------------ ひとりひとりの健康を見つめます 近藤外科消化器科医院 浜松市 内視鏡 近藤外科消化器科医院 〒430-0841 浜松市南区寺脇町664-2 TEL:053-441-3423
by kondogeka
| 2012-03-15 19:34
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