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2009年 01月 16日
本日は経鼻内視鏡のお話の続きをいたしましょう。
前回は経鼻内視鏡のメリットをお話ししました。 それでは、従来の口からの胃カメラ(経口)は、どうなのでしょうか。 経口のメリットは、約9mmと太い分、胃カメラの一度に見える視野が 広かったり、光量が多いので遠見の写真でも明るく見えます。そして並べてみて わかる程度ですが、やはり画質も鮮明です。 また経鼻のデメリットとしては、検査中は胃の中の粘液や洗った水を吸引して 検査をしますが、経鼻は細い分 吸引の力が弱いので、若干検査時間が 長くなる傾向があります。検査の前に胃の中の粘液を洗い流す水を飲んで いただきますが、経口よりも若干多めに飲んで、できるだけきれいにして おきます。 また光量が少ないことや、視野や画質のデメリットを補うために、ゆっくり 胃の粘膜の近くで観察して検査を進めていった方が良いと思いますので、 それも経鼻の検査時間を少し長くさせる原因です。もし粘膜の異常が疑われば コントラストの強弱をつける色素を散布して観察することも良いと思います。 ただし検査時間に関しては元々経鼻は楽であることを考えると、それほど デメリットではないと考えています。 胃カメラも現在は種類を選んで行う事が可能になりました。経口の 胃カメラを行うにしましても、一緒にモニターをみていただきたい場合も ありますし、あるいはうとうとする点滴を使用して行うこともあります。 また今まで胃カメラはどうしてもだめだから…という方には、やはり経鼻は とても魅力的な方法であると思います。そして今後さらに性能も発達していく ものと思われます。 それぞれの方に最適と思われる方法をご相談しながら、検査を行って いきたいと考えています。 今年もこの澄んだ青空のような素敵な1年になりますように… ------------------------------------ ひとりひとりの健康を見つめます 近藤外科消化器科医院 浜松市 内視鏡 近藤外科消化器科医院 〒430-0841 浜松市南区寺脇町664-2 TEL:053-441-3423
by kondogeka
| 2009-01-16 20:21
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